[新製品] PMA-3000NE デノン伝統のUHC-MOSシングルプッシュプル増幅回路と 最新のアンプ設計技術が融合した新世代のプリメインアンプ
7 25, 2024
デノンは、プリメインアンプ「PMA-3000NE」を2024年9月中旬に発売いたします。PMA-3000NEは、デノン伝統のUHC-MOSシングルプッシュプル増幅回路を受け継ぎながら、最新のアンプ設計技術によりアップデートされた新世代のプリメインアンプです。デノン創立110周年記念モデルのひとつであるプリメインアンプ「PMA-A110」をベースとして、回路構成、筐体内部のレイアウト、ワイヤリングおよび基板間の接続方式、そして音質チューニングに用いるカスタムパーツに至るまで全面的に設計を刷新。既存モデルからの機能面や外装パーツの変化は僅かなものですが、内部的には共通点を見出すことが難しいほどのグレードアップを施されています。そしてサウンドマスターである山内慎一が、音質に関わるパーツを徹底的に吟味し、アナログオーディオ回路に使用される最高級のPPSC-Xコンデンサーを始め、グレードアップされたオペアンプやカーボン被膜抵抗、メルフ抵抗、導電性高分子コンデンサーなどの高品位なパーツを随所に用いてサウンドチューニングを施すことにより、そのパフォーマンスを飛躍的に向上させました。
「繊細さと力強さ」を高い次元で両立するために、出力段には微小領域から大電流領域までのリニアリティに優れ、大電流を流すことができる増幅素子「UHC-MOS( Ultra High Current MOS ) FET」をシングルプッシュプルで用いるシンプルな回路を採用。多数の素子を並列駆動して大電流を得る手法において問題となる素子の性能のバラツキによる音の濁りを解決し、楽音の繊細な表情までを描き切る表現力を実現するために、デノンは1ペアという最小単位の素子による増幅にこだわり続けてきました。PMA-3000NEにおいては、さらにシンプル化を推し進め、PMA-A110の差動2段アンプと比較して、発振に対する安定性に優れ、特性の異なる様々なスピーカーをより正確に駆動することができる差動1段アンプ回路を採用しました。パワーアンプ基板からスピーカー出力端子への接続には基板上の140μmの銅箔および銅製のバスバーを用いて低インピーダンス化するとともに、ワイヤーの引き回しによる個体差を排除。UHC-MOSの大電流出力と安定性の高い回路構成、最短化された信号経路により、様々なスピーカーを正確に、そして力強く駆動します。
フォノイコライザーはMM / MC両方のカートリッジに対応。MM / MCの切替はリレーよって行うため、基板上の余分な信号ラインの引き回しを必要とせず、繊細なアナログ信号をより純粋に増幅することができます。
11.2 MHzまでのDSD、および384 kHz / 32 bitまでのPCM信号の入力に対応するUSB-DAC機能を搭載しているため、PCを直接接続してハイレゾ音源を楽しむことができます。また、192 kHz / 24 bitまでのPCM信号に対応する光デジタル入力を3系統、同軸デジタル入力を1系統装備しています。デジタル入力されたPCM信号は、デノン独自のデータ補間アルゴリズムによるアナログ波形再現技術「Ultra AL32 Processing」によって処理され、デジタル化される前の本来のアナログ波形に復元され、後段のアンプ回路へと送り出されます。デジタル回路とアナログ回路を同じ筐体内に同居させることが、アナログオーディオ信号への悪影響の原因となることがありますが、PMA-3000NEではデジタルオーディオ基板をスチール製トランスベース下部の専用スペースに隔離すると共に、PCから流入する高周波ノイズを遮断する高速デジタルアイソレーター回路を搭載することにより、繊細なアナログオーディオ信号への干渉を排除しています。さらに、アナログ入力信号を再生する際には、デジタルオーディオ回路の電源を完全にオフにして、純粋なアナログアンプとして動作させることができる「アナログモード」を搭載しています。
品名 | 品番 | カラー | 希望小売価格 | JAN/EANコード | 発売時期 |
プリメインアンプ | PMA-3000NE | SP (プレミアムシルバー) | 528,000円(税込) | 0747192143251 (PMA3000NESP) |
2024年9月中旬 |
デノンは、2024年7月26日(金)、27日(土)、28日(日)の3日間、東京国際フォーラムで開催される「2024東京インターナショナルオーディオショウ」に出展いたします。PMA-3000NEの展示、製品紹介および実際にサウンドをご体感いただけるデモンストレーションも予定しておりますので、G701のデノンブースまでぜひお越しください。
デモンストレーションのスケジュールおよび使用機材はデノンのSNS(Facebook、X)またはG701ブース前のディスプレイでご確認ください。
「2024東京インターナショナルオーディオショウ」プレスリリースは こちら