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 (平成12年)

「次世代オーディオに対応したワイドレンジ再生」
「“繊細さ”と“力強さ”を両立させたHC(High Current)シングルプッシュプル回路を搭載。」

プリメインアンプ
PMA-390IV
標準価格:39,800円(税別)

■2000年4月


日本コロムビア株式会社(DENON)では、低価格帯プリメインアンプのジャンルにおいて1991年発売のPMA-390から1998年発売のPMA-390IIIまで、高い性能と音質を備えたコンポ入門機として常に高い評価をいただいてまいりました。この度、このべストセラー・プリメインアンプ"390シリーズ"を、その性能と音質にさらなる磨きをかけてモデルチェンジし、PMA-390IV-N(ゴールド)、PMA-390IV-K(ブラック)として新発売いたします。
PMA-390IVは、大好評モデルPMA-390IIIのコンセプトや設計技術をベースに、さらなる音質向上を目指してブラッシュアップしました。HC(High Current)シングルプッシュプル回路をはじめ、 Sシリーズのために開発されたUHC-MOSの思想を継承したHC(High Current)トランジスターを採用するなど、 DENON定評の高音質テクノロジーを惜しみなく投入。また、回路間の干渉を防ぎ信号の純度を守る技術を採用し、マイコンがコントロールを行わないときはマイコンの動作をストップするマイコンストップモードを採用。さらに、パーツーつひとつにまでいたる細部にわたった見直しを行い高音質パーツを厳選して採用するなど、音質面での大幅なグレードアップを実施しています。また、次世代オーディオへの対応を意識しワイドレンジでの再生を実現するなど、新しい世代のプリメインアンプとしてクラスを超えた音質での再生を可能にしています。
はじめて出会うピュアオーディオの世界だからこそ、最初から洗練された音楽の世界を・・・。DENONは、この理想を追い求めるべく開発を続け、入門機としての手軽さと、コンポーネントとしての高音質の両立の実現を多くのユーザーにご提供いたします。


特長

■ 次世代オーディオに対応したワイドレンジ再生

ボリウム回路、トーン回路、パワーアンプ回路の各々を見直し、実使用時の周波数特性の上限を100kHzに改善。さらに、ボリウム回路を改善することにより、実使用時にアンプ内で発生するノイズを抑え、高度な分解能を獲得。SACDやDVDオーディオなど高品位な次世代オーディオに対応するワイドレンジ再生を実現しています。

■ “職細さ”と“力強さ”を両立させたHC(High Current)シングルプッシュプル回路を搭載。

Sシリーズへの搭載で、その表現力の豊がさに高い評価を得たUHCシングルブッシュプル回路の思想を受け継ぎ、PMA-390IVのポテンシャルを飛躍的に向上させるHCシングルプッシュプル回路を搭載。アーティストの感性をピュアに表現する、“繊細さ”と“力強さ”を両立させた再生を可能にしています。

■ 表現力豊かな再生を実現するHC(High Current)-トランジスタを採用。

ハイエンドコンポに採用された最小単位の増幅素子で高音質化と高度なスピーカードライプの両立を実現したUHC-MOSシングルプッシュプル回路。その実力をPMA-390IVでも得るために、電流供給能力とピーク電流が通常のトランジスターの2倍の能力を持つ、HC-トランジスタを採用。音楽の表現能力を大幅に向上させています。

■ 高速、大電流に対応した電源回路。

HCシングルプッシュプル回路の能力をフルに引き出すため整流回路には上級機PMA-2000IIIに採用されたショットキーバリアダイオードを採用。高速動作による低ノイズ特性と優れた大電流特性により、力強くノイズの少ない高音質再生を可能にしています。このショットキーバリアダイオードと高音質平滑プロックコンデンサーのコンビネーションにより安定した電源供給を実現しました。

■ マイコン専用電源トランスを独立搭載。

リモートパワーオフ時の待機による消費電力を抑え、環境にやさしい性能を実現するため、マイコン回路とオーディオ回路のそれぞれに専用の電源トランスを搭載。待機時の消費電力を低減するだけでなく、オーディオ回路へのマイコンによる干渉が排除されるため、いっそうの高音質化も実現しています。

■ 高音質化をさらにサポートするマイコンストップモードを採用。

リスニング時などマイコンがコントロールを行わない時は、マイコンの全ての動作を停止する「マイコンストップモード」を採用。通常のリスニング時にはマイコンのクロック発振が停止して、オーディオ系へのノイズの流入を解消。より高音質での再生が可能になります。

■ 徹底した高音質設計を実施。

小信号回路、大信号回路、マイコン回路などを理想的に分離させ回路間の干渉を抑えるS.L.D.C.(Signal Level Divided Construction)を採用。また、CD、PHONOの入力切替用に、不活性ガス封入リレーを採用し、音を汚す原因になるノイズの発生を抑止しています。さらに、大容量高音質平滑用ブロックコンデンサー、高音質カーボン抵抗、高音質コンデンサーなど、音質、信頼性に優れたパーツを厳選して使用するなど、細部にわたって高音質設計を実施しています。

■ 音質の高品位化を図るソースダイレクト機能。

BASS、TREBLE、LOUDNESS、BALANCEのコントロール回路をバイパスすることで、簡潔な信号経路を実現するソースダイレクト機能を搭載しています。音の純度を守りよりピュアな音楽再生を実現します。

■ 将来のグレードアップを見越して、PRE OUT端子を装備。

PMA-390IVをベースにして大出力パワーアンプやスーパーウーハーの追加など将来のシステムのグレードアップに対応するためのプリアウト端子を装備しています。

■ 音楽を多彩に楽しむREC OUT SELECTORを採用。

レコードを聴きながらCDがらMDにダビングするなどのバックレコーディングが可能。また、3ヘッドカセットデッキのモニターも可能です。

■ システムを集中コントロールできる多機能システムリモコンを装備。

■ PHONOイコライザーアンプ(MM)を搭載。


仕様

[パワーアンフ部]

  • 定格出力(両チャンネル駆動時):50W+50W(8Ω、20Hz〜20kHz、T.H.D. 0.1%)
  • 実用最大出力:100W+100W(4Ω、1kHz、EIAJ)
  • 全高調波歪率:0.01%(1kHz、8Ω)
  • ライン入力周波数特性:5Hz〜100kHz +0、-3dB
  • 出力端子:スピーカーAorB 4〜16Ω、スピーカーA+B 8〜16Ω

[プリアンプ部]

  • 入力感度/インピーダンス:MM 2.5mV/47kΩ、LINE1 150mV/47kΩ(ソースダイレクトON時)
  • 定格出力:PRE OUT 1V(1kHz)
  • PHONO RIAA偏差:20Hz〜20kHz±0.5dB

[総合]

  • SN比(聴覚補正A、入力短絡):PHONO MM 86dB(5mV入力時)、LINE 107dB(ソースダイレクトON時)
  • トーンコントロール特性:BASS 100Hz±8dB、TREBLE 10kHz±8dB
  • ラウドネス:100Hz+6dB、10kHz+6dB

[その他]

  • 消費電力:135W(スタンバイ時2W未満)
  • 外形寸法(足、ツマミ、端子を含む):W434×H121×D338mm
  • 質量:7.0kg

[システムリモコン]

  • 外形寸法:W54×H155×D29mm
  • 質量:約100g


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