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Denon Official Blog > Posts > 2.1chサウンドバーDHT-S316の開発者が語る「サブウーハーの重要性」
Category Name: 製品の魅力 Posted Date: 2018-11-02





2chサウンドバー& ワイヤレスサブウーハー
DHT-S316


 

 


サブウーハーとはなにか、そしてそのメリットとは

 



↑DHT-S316のサブウーハー



●サウンドバーDHT-S316は希望小売価格32,800円というお手頃な価格帯です。

この価格帯だとサブウーハーを付属させない一体型のサウンドバーやBluetoothスピーカーも多いと思いますが、一体型とサブウーハー付きのタイプだとどのくらいの比率になりますか。


佐川:およそですが、おそらくBluetoothスピーカーも含めると半々ぐらいではないでしょうか。



●設置面やコスト面からすると一体型のほうが有利だと思うのですが、どうしてデノンはサブウーハー付きのサウンドバーを選択したのでしょうか。


佐川:やはり音へのこだわりですね。DHT-S316も企画段階からサブウーハーありきで開発を行いました。




GPDシニアマネージャー 佐川一彦



●言葉としては「サブウーハー」は知っているのですが、サブウーハーがどんな役割をしているのか、私を含めて一般的にはあまり理解されていないかもしれません。まず、サブウーハーについて教えていただけますか。


佐川:わかりました。そもそも「サブウーハーとは何か」ですが、サブウーハーとは低音再生専用のスピーカーです。

DHT-S316は2.1chですが、この0.1chはサブウーハーを示しています。


2.1であれば通常のスピーカーが2つ、そしてサブウーハーが1つです。

ホームシアターでよく見る表記の5.1chであれば5つのスピーカーと1つのサブウーハー、7.2chであれば7つのスピーカーと2つのサブウーハー、という意味になります。



●サブウーハーとは、低音だけを集中して再生するわけですね。ではサブウーハーにはどんなメリットがあるのでしょうか。


佐川:はい、メリットは大きく2つあります。

1つは一体型のスピーカーよりも低音専用なので豊かな低音が出せること。

スピーカーは大きい方が低音を出すのに有利ですから、バーに加えて大きなハコ型のサブウーハーがあったほうが、豊かな低音を出すことができます。



●サブウーハーで再生する低音というのは、どのくらいの音域なのでしょうか。


佐川:だいたい100Hzから下の音域です。

そこがしっかりと出せると映画の爆発音のような重低音や、ロックバンドのバスドラムのキック音、EDMのシンセベースの低音などの迫力が全く違います。 



●サブウーハーのもうひとつのメリットとはなんでしょうか。


佐川:全体のサウンドがクリアに再生できることです。

バーのような小型のスピーカーで低音も高音もいっしょに出すと、どうしても再生に無理がかかるため、音が濁りがちになります。


その点、低音を専用のスピーカーに任せてしまえば、バー側のスピーカーの負担は軽くなりますので、その分、土台がしっかりし、中音、高音も豊かに響くようになる。

低音の質が改善されるだけでなく、音楽全体の質が向上します。

 


  • サブウーハーにはタイプがあるのでしょうか。

佐川:スピーカーユニットの設置方法で主に2種類、スピーカーユニットが前に向いているものと、床面に向かって下向きになっているものがあります。

前向きのタイプは、音が前方に放射され、ダイレク感のある低音となります。

音楽再生主体で使用する場合に向いています。下向きのものは床の反射を利用するため迫力のある低音が出せます。こちらは、映画の再生に向いています。


また筐体の構造にも種類があります。主には密閉型とバスレフ型という穴があいているものがあります。

密閉型はレスポンスのいい低音が出せますが、本体が大きくなり内蔵アンプの出力も大出力が要求されます。


一方でバスレフ型は計算された大きさの穴(ポート)を利用することで空気の力で低音を補強でき、比較的小型で豊かな低音を出すことができます。

DHT-S316のサブウーハーは、スピーカーが前向きに設置されたバスレフタイプです。



●開発では様々なサウンドバーを試聴したと思いますが、サブウーハーがあったほうが音は良いのでしょうか。


佐川:サブウーハーがあったほうが音は圧倒的にいいです。スペースは多少とりますが、音質で選ぶのなら、ぜひサブウーハー付きのタイプをお勧めします。

 



ワイヤレス接続できて、音にも徹底的にこだわったDHT-S316のサブウーハー

 



↑ワイヤレスで接続できるDHT-S316のサブウーハー。



●では、DHT-S316のサブウーハーについてお話を聞かせてください。このサブウーハーにはどんなスピーカーユニットが搭載されているのでしょうか。


佐川:サブウーハーはたいていカバーに覆われているのでスピーカーユニットが見えにくいのですが、DHT-S316は14cmの低音専用スピーカーユニットを正面に搭載しています。

そして低音を補強するバスレフポートがその下にあります。


●DHT-S316のサブウーハーはワイヤレスで接続できるそうですね。


佐川:サブウーハーの難点は場所をとることとケーブルの結線が面倒なことですが、DHT-S316は省スペース設計で、しかもワイヤレスなので使いやすいと思います。

電源を入れるだけでサブウーハーとバーは自動的に接続します。ですからテレビとDHT-S316のバーをHDMIケーブルでつなぐだけ。ケーブル一本でセットアップが完了します。


●ワイヤレスで接続することは設計上大変ではないでしょうか。


佐川:ワイヤレス接続自体に関してはそれほどではありませんが、ワイヤレスには「遅延」がつきものですから、ワイヤレスのサブウーハーを使っていい音を出す、という意味では苦労しました。



 



●遅延があると音が悪くなるのでしょうか。


佐川:再生に時間的なズレが生じるとサブウーハーの音がバー側のフロントスピーカーの音と“一体化”しないので正確な再生はできませんし、場合によっては位相がずれて音質が劣化してしまいます。

そのためDHT-S316では遅れをなくすために様々な工夫を凝らし、本体とサブウーハーの遅れがほぼゼロになるように設計しました。

ワイヤレスを使うメーカーは多いですが、正直言ってここまで「遅れ」を気にしているメーカーは少ないかもしれません。でもデノンとしては徹底的にこだわりました。


●サブウーハーに関して他にも苦労した点はありますか。


佐川:バスレフのポートの風切り音を抑えるのに苦労しました。

バスレフポートの形状などはコンピューターでシミュレーションして作りますが、実際に音を出してみると空気の動きで「ポッポッ」という風切り音が出てしまうことがあります。

そのため、エッジ部分など音が出そうな部分の形状を工夫して風切り音をカットしました。 




↑DHT-S316のサブウーハーのバスレフポート。このあたりで風切り音が出やすかった。




↑DHT-S316の背面。筐体は振動に負けない厚い材で作られている。




フィルターにこだわって高音質を追求したバースピーカー


 

 



●DHT-S316のサウンドバー本体の話もお聞かせください。


佐川:こちらのサウンドバーにはそれぞれ左右の両端に高音用のツイーター、そしてその隣に中域用のミッドレンジスピーカーが入っています。




↑DHT-S316のバーのこのあたりに中域用のスピーカーが搭載されている。



  • 回路などで音質にこだわった点があれば教えてもらえますか。

 

佐川:バーの中央部には基板があるのですが、その基板上に大きな立方体のパーツがあります。

サウンドバーでは一般的にデジタルアンプが使われますが、デジタルアンプにはフィルターが必要で、このフィルターは音質に大きく影響します。


そこそこの音を出すなら通常のフィルターでもいいのですが、いい音を出すためにはフィルターも吟味する必要があります。

そこで私たちはよりよい音を出すために試行錯誤し、音質を重視したフィルターを採用しています。

そのフィルターがこの黒い2つの立方体のようなパーツです。この音へのこだわりもデノンらしい点だと思います。




↑DHT-S316のバーの中央部分に基板がある。




 ↑指で示している黒い立方体のパーツがフィルター



●ちょっとBluetooth接続して音楽を試聴してみていいでしょうか。



 



(試聴を終えて)


●DHT-S316はバータイプとはいえ筐体の容積も大きいですし、サブウーハーで低音も充実しているので、かなりしっかりした音像で、いい音が楽しめますね。

これならBluetooth接続するオーディオ機器としても、いい音で楽しめると思いました。

最後に佐川さんがDHT-S316で音楽を聴くとしたら、どんな曲を聴きますか。もしお勧めの音源があれば、教えてください。



佐川:DHT-S316はポップスでもR&Bでも、またクラシックのような曲を聴いても迫力のある低域が楽しめて、しかもサウンド的にまとまりのある製品に仕上がったと思っています。

私が個人的におすすめするとしたら、歌ものではホイットニー・ヒューストンの「Where Do Broken Hearts Go」がいいのですね。

ホイットニーの歌の伸びやかさとストリングスが入った重厚なバックの演奏が堪能できます。




アーティスト名:ホイットニー・ヒューストン
アルバムタイトル:Where do broken hearts go



佐川:あとは、ハロウィンが近いのでクラシックでは「騎士達の踊り」を選びました。

迫力がある低音が効いたオーケストラサウンドが味わえます。スマートフォンからBluetoothで再生しても十分いい音で楽しんでいただけると思います。


Bluetoothでスマホも簡単にペアリングできますから、テレビだけでなく、音楽のリスニング用にも手軽にお使いいただけると思います。




曲名:騎士たちの踊り(プロコフィエフ「ロミオとジュリエット」) 〜 騎士、ナイト
アーティスト名:ウクライナ国立交響楽団


 


●本日はありがとうございました。



 




(編集部I)

Picture Placeholder: Seiko Fukushima
Seiko Fukushima posted to 2.1chサウンドバーDHT-S316の開発者が語る「サブウーハーの重要性」 2018/11/02 22:44
 

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