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Denon Official Blog > Posts > ヘッドホンのインピーダンスについて
Category Name: 製品の魅力 Posted Date: 2018-06-01
 



ヘッドホンを選ぶ時「インピーダンス」という言葉を聞いたことはありませんか。

ハイインピーダンスだからヘッドホンアンプが必要、などと書いてあることもあります。

今回はそんなインピーダンスとヘッドホンの関係について、デノンのヘッドホンの開発に携わっている福島欣尚が、ズバリとお答えします。




D&Mホールディングス グローバル ヘッドホン プロダクトマネージャー
福島欣尚



福島さん、今回もズバリとお願いします!まず基本的なことからお尋ねします。そもそも「インピーダンス」って、なんですか。


福島: インピーダンスとは、日本語で“交流抵抗”といいます。抵抗という言葉のとおり、電流の流れやすさを表すものです。

インピーダンスは数値で表され、単位はΩ(オーム)です。インピーダンスは数値が大きいほど抵抗が大きくなり、流れる電流量が減ります。

逆にインピーダンスの値が小さいと抵抗が減り、電流量が増えます。



●ヘッドホンの説明の時に特に頻繁にインピーダンスという言葉を聞きますが、どうしてでしょうか。


福島:ヘッドホンのインピーダンスは、再生音量に大きく関わるからです。

たとえば先ほどの話ですと、インピーダンスが高いヘッドホンは抵抗が大きいので流れる電流が減り、再生音量が小さくなります。

逆にインピーダンスが低いヘッドホンは抵抗が小さいので流れる電流が増え、再生音量は大きくなる傾向にあります。



インピーダンスと音量の関係

(※実際のヘッドホンの音量はインピーダンス以外にも多数の要素があります。ここではインピーダンスの違いだけに注目しています。)



●ヘッドホンのインピーダンスはどこで決まるのでしょうか。

ヘッドホンのインピーダンスは、主にボイスコイル (銅線の細さと長さ)で決まります。下の写真を見てください。

細い銅線が巻いてあるのが分かるでしょうか。

この巻き付けられた髪の毛より細い銅線が、ボイスコイルを構成しています。この銅線の細さと長さの違いがインピーダンスの違いになります。




↑ドライバーの構造の一部、円筒に巻きつけられている細い銅線がボイスコイル



●デノンのヘッドホンの中でもインピーダンスの値は違います。
例えばデノンが現在発売しているヘッドホンのインピーダンスですと
AH-C820/AH-C720/AH-C620Rなどのインイヤーヘッドホン→16Ω
AH-D5200→24Ω
AH-D7200→25Ω
AH-MM400/ AH-D1100/ AH-D310→32Ω
AH-GC20→100Ω(電源オン時)
となっています。どうしてこのように違うのでしょうか。


福島:製品によって目指す音も、パーツ構成も違いますから、ボイスコイルも異なります。

従ってインピーダンスも異なってきます。


デノンのヘッドホンはインピーダンスが比較的低い製品が多いですが、世の中にはインピーダンスの高いヘッドホンもたくさん存在します。

ハイインピーダンスの代表的なヘッドホンでは300Ω、あるいは600Ωというものもあります。



 



●ずいぶん値が違うんですね。インピーダンスの低いヘッドホンとインピーダンスの高いヘッドホンではどんな違いがあるのでしょうか。


福島:ハイインピーダンスなのかローインピーダンスなのかは、ヘッドホンの設計思想に関わり一長一短があると思いますが、違いといえばやはり再生音量だと思います。

ハイインピーダンスのヘッドホンを、スマホやパソコンのヘッドホンアウトに直接接続して再生すると、十分な音量や音質が得られないことがあります。



●その場合に必要なのがヘッドホンアンプですか。


福島:はい。非常に高いインピーダンスのヘッドホンでも、ヘッドホンアンプを使えば十分な電流をボイスコイルに流すことができ、ヘッドホンのポテンシャルを最大限に引き出すことができます。

もちろんヘッドホンアンプによる音質改善はインピーダンスだけではなく、さまざまな音質対策によるものですから、ローインピーダンスのヘッドホンをつないだ時も、高音質化の恩恵を得ることができます。




左端がUSB-DAC / ヘッドホンアンプ


DA-310USB 製品ページはこちら



●最後にヘッドホンに関して、注意すべき点、知っておくべき点があれば教えてください。


福島:ヘッドホンの購入を検討する時は、やはりスペックを確認し、インピーダンスの値もよく確認されたほうがいいと思います。

またヘッドホンの音質は、実際に音楽を聴く時に組み合わせるアンプによって大きく左右されます。


ですから購入の際は、できるだけ実際に使うアンプやポタアン、DAPと組み合わせてヘッドホンの試聴をすることをお勧めします。
デノンでは各種イベントでヘッドホンの実機による試聴会も行っています。


ヘッドホンアンプやDAPとの組み合わせによる試聴の記事も雑誌やウェブに掲載されていますので、それらもぜひ参考にしていただきたいと思います。



というわけで、今回はヘッドホンのインピーダンスについてご紹介しました。ヘッドホンとインピーダンスの関係、おわかりいただけたでしょうか。



(編集部I)

Picture Placeholder: Seiko Fukushima
Seiko Fukushima posted to ヘッドホンのインピーダンスについて 2018/06/01 21:40
 

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