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Denon Official Blog > Posts > HEOS HomeCinema 開発者インタビュー
Category Name: 製品の魅力 Posted Date: 2018-04-13

 




「サウンドバー」の新製品が、デノンから久しぶりに登場しました。

その名もHEOS HomeCinema。その開発のコンセプトについて、さらにサウンドやさまざまな機能を使った楽しみ方について、開発者にインタビューしました。





サブウーハー付きサウンドバー

HEOS HomeCinema
オープン価格
製品の詳細はこちらをご覧ください。




GPDライフスタイルエンジニアリング

冨田 洋輔(左)斉藤 天伸(右)




「デノン・バーチャル・サラウンド」でフロントスピーカーだけでサラウンド感のある音場を再現


●最初にサウンドバーとは、どんな用途で使用されるのでしょうか。


斉藤:超初心者のための「サウンドバーって何?」にもありましたが、サウンドバーとは(1)テレビの音声の補強(2)手軽にサラウンドを楽しむ、という2つのニーズに応えるものだと思います。

特に薄型テレビになってからテレビの音声が物足りなく感じている方が増えていると聞きます。




●サウンドバーはいまや知っている人も多いと思いますが、テレビ用の音声補強用スピーカーはここ最近のブームなのですか?

斉藤:ホームシアターシステムほど大がかりでない、シンプルなサラウンド再生システムは以前からありました。

でも2000年代前半までは小型のスピーカーとサブウーハーのセットが多かったと思います。


10年前くらいからDSP(デジタル信号処理)の性能が上がり、だんだんフロントスピーカーだけで擬似的なサラウンドを表現できるようになってきました。

今ではTVの前のサウンドバーだけで充分にバーチャルサラウンドを楽しめるにようになったという感じでしょうか。






●なるほど。DSPや技術が進化した結果、TVの前に置くバー型のスピーカーだけでサラウンド音響が楽しめるようになったわけですね。

具体的な仕組みをわかりやすく教えていただけますか。


斉藤:デノンの独自の信号処理技術「デノン・バーチャル・サラウンド」によって、フロントスピーカーだけでサラウンド感のある音場を擬似的に再現することができます。

ここからはちょっと技術的な話になりますが、頭や耳の形状による影響などを受けて、音がやってくる方向によって左右の耳に到達する音にはわずかな差異が生じます。


その微妙な差を感じ取ることで人は「この音は前から、この音は右から、この音は後ろから・・・」と聞き分けているんですね。

ですからその違いを関数として音に加えると、前方から再生している音でも、横や後ろから聞こえているように感じられます。


専門的にはこれを「頭部伝達関数」と呼んでいますが、それを独自のアルゴリズムで計算して音声に加えています。

それによってバーチャルにサラウンドをつくりだすことができるのです。

これにはデノンのAVレシーバーづくりで培われたDSP技術が投入されています。




グローバルプロダクトディベロップメント
ライフスタイルエンジニアリング 斉藤 天伸



楕円型のスピーカーとワイヤレスのサブウーハーがコンパクトサイズながら迫力あるサウンドを実現


●サウンドバーの場合、テレビ画面の前にスピーカーを置くわけですから、スピーカーを大きくすることができないですよね。そこも大変なのではないでしょうか。


斉藤:たしかにサウンドバーは高さに制限があるのでスピーカーとしては大変です。

とはいえ、限られた高さでできるだけ中低域までしっかり出したいし、ある程度の音量と音圧もほしい。

そのためにサウンドバーでは横長で扁平型のスピーカーユニットを使っています。



●変わった形のユニットですね。


斉藤:はい。これは楕円型のスピーカーユニットで、口径は51mm×127mmです。

楕円形なので、円形のスピーカーに比べると音響的に検討すべき内容がたくさんありますが、スピーカー正面に板状のディフューザーを取り付けることで滑らかな特性を実現しています。


これに加えて、16mmソフトドームツイーターも搭載しており、フロントのバースピーカーは2ウェイ構成の2chとなっています。




↑HEOS HomeCinemaのグリルを取ったイメージ。楕円型ミッドウーハーとその中央にディフューザーが配置されている



●HEOS HomeCinemaはサブウーハーつきですが、サブウーハーとサウンドバーの帯域の棲み分けはどうなっているのでしょうか。


斉藤:一般に男性の声の一番低い帯域が200Hzと言われています。

そのあたりがサブウーハーとの帯域の切り分けとなる「クロスオーバー周波数」の一般的な目安となりますが、HEOS HomeCinemaは170Hzがクロスオーバーポイントとなっています。


これはサウンドバーとしては低い方なのですが、この30Hzの差によって人の声だけでなく様々な楽器や効果音のミドルレンジの音がメインのバースピーカーのみで十分にカバーできるようになります。

つまり音楽的な表現力としては非常に大きな意味を持つのです。



●細長いフロントスピーカーなのに、中低域もきちんと出てるんですね。


冨田:はい。限られたキャビネットのスペースでできるだけ低域が出せるように様々な工夫をしています。

たとえばフロントスピーカーの裏面には低音を補強するためにバスレフポートを設けています。


バスレフポートとは中の空気とポートの口との関係により、ある共振周波数で低音を出すことができるようにする機構です。

ただし、バスレフポートは空気が出る時に「ポッ」という風切り音が出てしまいがちです。


今回も試作段階ではバスレフポートの風切り音のノイズだらけでした。

そこで様々な対策を行い、ノイズがほぼ感じられないぐらいのところまで追い込みました。




↑フロントスピーカーの裏側にあり、低音を補強するバスレフポート



●バスレフポートのノイズを消すために、具体的にはどんなことをするのでしょうか。


冨田:ノイズの原因は、ダクトの端面で生じる空気の乱れ(乱気流)です。

空気が滑らかに流れるように、ダクトの断面形状やカーブ、末端の形状を計算し、それを基に試作を繰り返すことでノイズがなくなるように改良を積み重ねました。





バスレフのダクトの外側




バスレフのダクトの内側




グローバルプロダクトディベロップメント 

ライフスタイルエンジニアリング 冨田 洋輔



●HEOS Home Cinemaのサブウーハーはどんな点が便利なのでしょうか。


冨田:私も家でサブウーハーを使っているんですが、有線のタイプだと、ケーブルを引き回す必要があるのでどこに置こうか悩むんですよね。

でもHEOS HomeCinema のサブウーハーはワイヤレスですし、横置きもできるので、ソファーの下などにも気軽に置くことができます。

コンパクトなのでテレビラックにも入れることができて、使い勝手がいいサイズだと思います。




↑左端がHEOS HomeCinemaのサブウーハー。テレビ画面の前にあるのがHEOS HomeCinema のサウンドバー。



HEOS機能で、ストリーミングや、別の部屋での音楽再生も可能に


●HEOS機能を搭載したということで、HEOS HomeCinemaで楽しめることにはどんなことがあるのでしょうか。


斉藤:テレビやDVD、Blu-rayを楽しめる点は他のサウンドバーと同じですが、HEOS機能が搭載されていることにより、音楽ストリーミング、ネットワークオーディオやマルチルームオーディオが気軽に楽しめるようになりました。


またHEOS 製品としては初めてAirPlayに対応したことも大きな魅力だと思っています。






●HEOS HomeCinemaならではの新しい楽しみ方としては、どんなものがあるでしょうか。


冨田:たとえばストリーミングサービスで音楽を再生したり、HEOS 1やHEOS 3などHEOSスピーカーとグルーピングをして、HEOS HomeCinemaの音を、別の場所にあるHEOSスピーカーで再生する、といったことが楽しめます。


ですからリビングで見ているテレビやBlu-rayなどのソフトの音をキッチンに置いたHEOSスピーカーで聴くことができますし、テレビを見ていない時でもSpotifyやAWA、Amazon Musicなどのストリーミングサービスの曲をリビングで流すことができます。 


またBluetoothで接続することもできるので、Wi-Fi環境がなくても手軽に、YouTubeなどのスマホで再生している音声も聴くことができます。

さらにMacやiPhone、iPadのAirPlay機能を使えば、Apple MusicもHEOS HomeCinemaのスピーカーで鳴らすことができます。


私はAmazonのFire TV Stickをテレビにつないでいるのですが、とても簡単に、様々な映画をHEOS HomeCinemaの迫力ある音声で楽しんでいます。



●いろんな機能があるようですが、こんどは使いこなすが大変なのではないでしょうか。


冨田:いえ、逆にHEOS機能を搭載したことで、操作がスマホやタブレットのアプリだけとなったのでより使いやすくなりました。

HEOS HomeCinemaの様々な機能はアプリによってシンプルに使うことができます。


斉藤:HEOS HomeCinemaのアプリには様々なモードがあります。

サウンドモードとしてはMovieとMusicがあり、再生するコンテンツに応じて使い分けられます。 


また映画のセリフやボーカルが聴きやすくなるダイアログエンハンサー、小さな音量でも迫力あるサウンドが楽しめるナイトモードなどもあります。




↑HEOS HomeCinema アプリの画面




音とデザインの仕上がりの良さ、それがHEOS HomeCinemaのこだわ


●サウンドバーはすでに世の中にたくさんありますが、ほかのサウンドバーとHEOS HomeCinemaとの違いはどんな点にあるでしょうか。


斉藤:やはり私たちはオーディオ専業ブランドですから、音へのこだわりがあります。

音質の良さが、まずはHEOS HomeCinemaの最大のポイントだと思います。


サウンドバーは主にテレビの周辺機器として使われることが前提の商品なのですが、HEOS HomeCinemaは独立したオーディオシステムとしても十分に成立する音質をターゲットにしています。

そのためにまずは2ch音源での音の作り込みを徹底して行いました。


こうしてオーディオとしての基本性能、いってみれば体幹を鍛えることで、マルチチャンネルのサラウンド音源に対しても優れた信号処理技術がより真価を発揮できるようになるのです。



冨田:それと、HEOS HomeCinemaは、デザインやつくりがしっかりしている点も特筆すべき点だと思います。

HEOS HomeCinema はテレビの前に置く機器なので、実はいつも人の視界に入っている存在です。


ですから、できるだけ部屋や空間に自然で馴染むように、デザインや存在感に非常に気を使っています。

サウンドバーはどこか有機的でエレガントな佇まいに仕上げていますし、またサブウーハーに関しても、シックな仕上げと絶妙なサイズ感により部屋のインテリアの邪魔にならないように仕上げています。



●今回特に苦労した点があったら教えてください。


冨田:私は機構設計なので、作り込みの部分、特にデザインと質感の点で苦労しましたね。

実際、一回デザインが決まった後でも急遽変更があって、本体の面の「滑らかさ」が課題だったんですが……。



●「滑らかさ」とは?


冨田:スピーカーの形状、カーブ、面の構成やつなぎ方についてです。

「滑らか」とは数学的に表現できますが、意図通りに出来ているかは、実際に人間の繊細な目での感覚や、手で触ったときの感触を確認しないと難しい部分があります。


人間の感覚としてそのような繊細な面の違いはパソコンの画面でも確認できませんし、3Dプリンターの精度では、本当に細かいとところまでは見られません。

そこで今回は面の「滑らかさ」の感覚をプロダクトデザイナー、開発者で共有できるようにリアルなサイズのプラスティックの削り出しでデザインモックを作りました。


それによって面の隅々まで美意識がいきとどいた、美しく緊張感のあるデザインが実現できたと思います。




↑HEOS HomeCinema のバースピーカーのデザインモック。面の滑らかさを確認するために、プラスティックの削り出しで作られた。



●斉藤さん、苦労した点を教えてください。


斉藤:私は音響設計を主に担当しました。実はHEOS HomeCinema は海外では先行したモデルがあって、今回が第2世代となります。元になるモデルがありましたので、音響の面ではベースとなるモデルを地道に磨き上げることがメインでした。バースピーカーでいえばスピーカーのユニットだけではなく、筐体全部が音を出すので、機構的な設計にも関わって内部の部品の留め方、補強をどこにいれたら効果的になるかなどを詰めました。その結果、細かいところまでブラッシュアップができ、音響的に見ても満足がいく製品になったと思っています。



●最後に、HEOS HomeCinema をお客様にどう楽しんでほしいですか。


冨田:ソファーの上で、映画もスマホの音声も、ストリーミングの音楽も気軽に、しかもいい音で聴けてしまう製品です。

ぜひ肩肘張らずに音楽や映画を楽しんでほしいと思います。


斉藤:誤解を恐れずに言えばサウンドバーは決して主役ではない製品なんですね。

ですから、ご家庭でいい音を楽しみながら映画を見たりしてほしいですし、音楽を聴いてみても、結構いい音で楽しめるんだな、と思ってもらえれば嬉しいです。



●本日はありがとうございました。



(編集部I)

Picture Placeholder: Seiko Fukushima
Seiko Fukushima posted to HEOS HomeCinema 開発者インタビュー 2018/04/13 1:17
 

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