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Denon Official Blog > Posts > 2017年デザインシリーズPMA-60、PMA-30開発者インタビュー
Category Name: 製品の魅力 Posted Date: 2017-09-29





デノンの伝統のHi-Fiサウンドをコンパクトな筐体に凝縮したデザインシリーズからプリメインアンプのPMA-60とPMA-30が登場します。

今回は音質の面からPMA-60とPMA-30についてサウンドマネージャーと開発者が語ります。


USB-DAC搭載プリメインアンプ
PMA-60(10月下旬発売予定)

詳細はこちらをご覧ください。


プリメインアンプ
PMA-30(発売中)


製品の詳細はこちらをご覧ください。

デザインシリーズスペシャルサイト


 

PD エンジニアリング デノンサウンドマネージャー 山内慎一(右)
GPD プロダクト エンジニアリング 飯原弘樹(左)



●まず今回のPMA-60、PMA-30の概略を教えてください。


山内:デザインシリーズのプリメインアンプでPMA-50というモデルがありました。

かなり市場での評価が高いモデルですが、このブラッシュアップモデルとしてPMA-60が開発されました。PMA-30はPMA-60から機能を少し減らした弟モデルであり、よりカジュアルな使い方を想定したモデルです。



 



飯原:PMA-60、PMA-30はいずれもフルデジタルアンプソリューションを使っている点では同じですが、PMA-60はPMA-50のブラッシュアップモデルということで先代と同じクアルコム社のDDFA™の最新世代のものを搭載しました。

PMA-30は別のソリューションを採用したBTL構成のClass Dアンプを採用しています。音質の面ではその違いが大きいと思います。



●なるほど。ではまずPMA-60についてお話しをうかがいます。PMA-60は先代のPMA-50と比べるとどんな点が進化しているのでしょうか。


山内:ハイレゾ音源の解像度が高いところまで対応するようになりました。

具体的に言いますと、DSDでは11.2 MHzまで、PCMは384 kHz で32bitにまで対応します。



●音質的にはどんな点が変わったのでしょうか。


山内:PMA-50はデザインシリーズとしては初期のモデルでしたのでその時点では「DDFAを使った新しいチャレンジ」というニュアンスがありました。


その後にDRA-100、DNP-2500NE, DA-310USBなどを開発する中でDDFAをどう使うかというノウハウやブラッシュアップ方法が身についてきましたので、今までの開発要素をすべて積み込んで、いままで切り込めなかった領域まで手を入れてブラッシュアップを図っています。


一方、2500シリーズや1600シリーズを通じて築いてきた”ビビッド”や”スペーシャス”をキーとした最近のデノンHi-Fiの方向性もしっかり反映させることができているといえます。




↑PCでオーディオを楽しむ : PC – PMA-60 – スピーカーDALI ZENSOR1



●DDFA自体も何か変わったのでしょうか。


飯原:チップの世代が変わりました。PMA-60ではDA-310USBで搭載された新しい世代のDDFAのチップを使っています。



 



●新世代のDDFAに関して、具体的にはどんな点が変わりましたか。


飯原:DDFAはミックスドシグナルといってアナログ信号とデジタル信号を扱う回路が小さな領域に混在しています。

これは基板上で回路をレイアウトするのがとても難しい方式であり、PMA-50、DRA-100では、まず回路を引くことで苦労しました。


新しい世代のチップは、それらの回路がすべて一番理想的なカタチですでに半導体の上で組まれています。

その点で開発者としては楽になり、音質検討などに時間を割けるようになりました。



 



●今までは「音を出す」こと自体が大変だった、ということですか。


飯原:PMA-50の時はまず基本性能を満たすだけでかなり苦労しましたが、今回はそういった苦労が大きく軽減されましたので今までやりたくてもできなかった音質に関わる回路や部品の検討を行い、よりよい音質に詰めていく、といったことに時間がかけられるようになったのです。



●新しいパーツとはどういうものですか。


飯原:例えばDDFAの周辺の回路には様々な抵抗が必要で、これらは音質に大きく影響します。

今までは抵抗を交換してみる、という時間がなかなかとれませんでした。「音質検討」とは、そうした音質にかかわる部品を変えてみて音がどうなるかを総当たりでやってみるという泥臭い作業なので、時間があればあるほど検討を重ねることができ、目指す音に近づくことができます。


同じく電解コンデンサなども何種類も交換して音質の検討を行いました。


山内:今回はパーツレベルでもかなり入れ込みました。緑のコンデンサはPMA-50の時にはまだなかった、新開発のコンデンサです。




↑緑のコンデンサが新開発のコンデンサ。
写真に映る3つのコンデンサは全てデノンオリジナルのカスタム品



●ほかに変えたパーツはありますか。


山内:実はPMA-60ではこのモデル用に電源部のコンデンサを起こしました。

ギリギリのタイミングでしたがどうしても必要だったので。PMA-30もカスタムコンデンサーを始め音質パーツは色々使っていますが、投入量としてはやはりPMA-60がすごいです。




↑PMA-30の電源部



飯原:電源部の出来はそのまま音に反映するところなので非常に大切なのですが、PMA-60、PMA-30には、デノンのプリメインアンプやSACD/CDプレーヤーの高級モデルで使っているコンデンサを、PMA-60の筐体に入るように小さく凝縮したサイズのコンデンサを使っています。



●それはかなり贅沢ではないでしょうか。


飯原:かなり贅沢です(笑)。



●音作りでは、デザインシリーズは独自の方向性を持っているのでしょうか。


山内:いえ、デザインシリーズだから違う方向性、という考え方はしていません。

モデルごとに音の個性は多少ありますが、PMA-60、PMA-30はデノンのHi-Fi製品ですから、ほかのプリメインアンプと同じ方向で音を練り上げていきます。



●ということは、PMA-50よりもHi-Fi的に進化したと思っていいのでしょうか。


山内:そうですね。PMA-50も評価が高く「鳴らしやすさ」には定評がありました。PMA-60はそこに加えて分解能やSN感が向上しています。

実際に聴いてみるとディテールの表現力がかなり向上しています。機会があればPMA-50とPMA-60を聴き比べていただきたいと思います。


スペーシャスな音場から、S/N感、フォーカスのシャープネス、繊細さ、ナチュラルさ等々実に様々な要素で進化を感じてもらえると思います。


飯原:デザインシリーズは気軽にHi-Fiの音を楽しんでいただくモデルですから、縦置きでも横置きでも、どんな場所に置いても基本いい音が楽しめるのですが、PMA-60に関して言うと、電源の極性、本体を置く場所、さらにACの電源コードやスピーカーケーブルを変えてみるだけでも音の違いが実感できます。


このあたりはHi-Fiの高級機種と同じですね。


山内:PMA-60は分解能が上がったために、周囲の条件に反応する、音的にすごく影響を受けやすいところがあります。

ですからお客さまで置き方を変えたりセッティングを気をつけるだけで結構音が変わってくると思います。



飯原:逆に言えばそこまで音を追い詰めていったとも言えます。

その結果、Hi-Fiの楽しみ方の入り口にもなると思います。




●ブラインドテストをしたら、価格としては何倍もするアンプといい勝負をするのではないでしょうか。



山内:そうですね、PMA-50もDRA-100も価格はリーズナブルですが、出てくる音は価格を超えたハイレベルな音質ですから、ブラインドテストをすると興味深い結果が得られるのではないでしょうか(笑)。


飯原:実際に私たちがアンプの性能を評価する時、オーディオ帯域の歪み率や残留ノイズを見るのですが、そうした数値だけを見ても、DDFAはフラッグシップのアナログアンプに匹敵するほど特性がいいのです。


聴感上も、デジタルアンプ臭いと言われる音の悪いクセを一切感じさせません。
ですからお客さまが比較試聴してもPMA-60がデジタルアンプだと気づくのは難しいでしょう。



●さて、今度はPMA-30について教えてください。


山内: PMA-60の弟分ということで機能を若干省略した点があって、USB-B端子を持っていません。

つまりPCからデジタルデータを受けられないのでPCオーディオの場合はPMA-60をお使いいただくことになります。


PMA-30の場合はテレビ、あるいはCDプレーヤーとデジタル接続する、というベーシックカジュアルな用途に適したモデルだといえるでしょう。


飯原:PMA-30はUSB-B端子はありませんがデジタル入力として光端子とコアキシャル端子は持っていますので、その規格であるPCM192kHz/24bitまでの対応となり、DSDに関しては受けられない、という違いはあります。



●PMA-30もフルデジタルアンプソリューションですが、デバイスはDDFAではなくBTL構成のClass Dアンプを使っていると先ほどききました。どんな点が違うのでしょうか。


飯原:PMA-60のDDFAとPMA-30のClass D アンプでは「フィードバックがあるか/ないか」が異なります。

DDFAはフィードバック、つまり信号を帰還して誤差を補正する点に特徴があります。それによって音のディテールがでる一方で、PMA-30のアンプはフィードバックがないオープンループです。


補正を行わないことで、PMA-30は元気な音、強力な電源のエネルギーがそのまま出てくるイメージで、これはこれで良い特徴を持った音です。



●ということはPMA-60とPMA-30は価格や機能の差だけでなく、音のキャラクターで選ぶということもありえますね。


飯原:はい。実際に音を聴いていい方を選んでもらうのがいいと思いますし、PMA-30はPMA-60ほど扱いに神経質にならなくてもいいので、どこに置いてもデノンの理想とするいい音がでます。

テレビにつないで気軽にいい音を楽しむ、といったシチュエーションには最適ではないでしょうか。




↑TVをいい音で楽しむ : TV – PMA30 – スピーカーDALI SPEKTOR1



●PMA-60、PMA-30はHi-Fiですが、この価格帯だとミニコンのシステムにしようか、もうちょっと予算を増やしてPMA-60、あるいはPMA-30しようかと考える方も多いかもしれません。

音的にPMA-60、PMA-30とミニコンではどんな点が違ってくるのでしょうか。


山内:ミニコンでももちろん素晴らしい音質のものもありますが、一般的にHi-Fiとミニコンとの違いは、まず音の純度とサウンドステージだと思います。

純度については説明するまでもないかもしれませんが、質感のよさや雑味のなさからよりくっきりした音像が出現しそれがダイナミズムの体感につながると思います。


Hi-Fiですね。またHi-Fiは左右のスピーカーを十分な広いスペースをとり後ろの壁からも出来るだけ離してセッティングした時にサウンドステージがよりしっかりと現れるんです。

PMA-60、PMA-30もHi-Fiですから、そういう作りになっていますし、お客さまにそういった環境で聴いてもらえれば開発サイドとしては嬉しく感じます。



 




●ミニコンだと聞こえない音もありますよね。


山内:そうですね、音がマスキングされずに出てきますから、響きの豊かさが感じられると思います。たとえば高域でいえば、ミニコンよりもはるかに高い音まで再生できます。

その高音は耳に痛い高音ではなく、生き生きとした音の瑞々しさや抜けの良さが楽しめます。低域に関しては、低音域も無理なく再生できるのでストレスなく素直に出てくる低音が味わえると思います。




●最後に、PMA-60、PMA-30をどうのように楽しんでいただきたいですか。


山内:今までHi-Fiを聴いたことがなかった方なら「なんてすごいんだろう、こんな音が入っていたんだ」と思っていただけるのではないでしょうか。

またHi-Fiをある程度ご存じの方だと、逆に「この値段でこの音が出てしまっていいのか」と思われるかもしれません。



 



飯原:コンパクトですがHi-Fiならではの作りになっています。たとえばアルミの筐体の内部にも丈夫な鉄のシャーシが入っています。

これはコストも手間もかかるのでミニコンならここまでなかなかできません。PMA-60、PMA-30がHi-Fiオーディオの入り口になればいいなと思っています。


それとPCがデスクトップにある環境で使いたい方も多いと思いますが、OLEDの表示が自動回転して縦置きにも対応できますので、ぜひ気軽にいろんな場所で楽しんでほしいと思います。




↑PMA-30+CDプレーヤーDCD-50


(Denon Official Blog 編集部I)

Picture Placeholder: Seiko Fukushima
Seiko Fukushima posted to 2017年デザインシリーズPMA-60、PMA-30開発者インタビュー 2017/09/29 21:34
 

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