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Denon Official Blog > Posts > デノン白河工場見学記 Part.2
Category Name: デノンのこだわり Posted Date: 2015-02-12

 




デノンのハイエンドモデルが生産されているのは、福島県白河市にあるD&M白河工場。

設計、CAD設計、基板実装、そして組み立て製造までを一貫して行っている自社工場です。

通常工場見学は行っておりませんが、デノン公式ブログ読者のために特別許可が出ましたので、二回に分けてご紹介します。


Part.1では生の基板から、ぎっしりと基板に実装するところまでをお送りしました。​(Part1はこちら)

Part.2ではその次の過程の最終組み立てから検査までの最終工程と、さらに白河工場で長年手作りされているアナログレコード用のカートリッジの製造の様子をご紹介します。

Part.1までのプロセスで、大小の部品が基板にギッシリと取り付けられました。




さらにこの基板に端子などの大きめの部品が、熟練した作業員によって取り付けられます。




これらの作業を「インサート」といいます。

ちょうど棚に「インサート前/インサート後」の違いが一目でわかるように置かれてありました。

リアパネルの端子、大型のトランスなどがこの工程で入れ込まれます。




基板が完成すると、いよいよ最終組み立てとなります。

基板を入れたシャーシを組み立て、製品へと組み上げられていきます。

この組み立ては基本的に「セル方式」を採用しており※、一人の作業者が用意されたパーツを手順通り組み合わせて、製品へと仕上げていきます。

※「セル方式」を採用していないモデルもあります。




白河工場の特長の一つは「絶え間ない改善」。

常に効率を高め、不良率を下げるための工夫が考案されては、試され、良ければどんどん採用されていきます。

たとえばドライバーですが、設計上のトルクにあわせて、電動ドライバーがトルク別に用意されます。


これにより作業者は素速く、そしてミスなく作業が行えます。

ドライバーのトルクは一目で認識できるように、色分けされたタグを取り付けるといった工夫が施されました。




組み立てセルの様子です。

パーツの並べ方、工具や治具の置き方などは、日々の「カイゼン」で 常に進化していきます。




完成した製品は、そのまますぐに検査、検品の工程を経て、完成。

梱包する直前に責任者のサインが入ります。

そして梱包、出荷となります。




さて、今回は特別にメインの工場とは別のフロアにあるカートリッジのアッセンブリールームも見学します。

この部屋は、いままでの大きなラインやセルとは趣ががらりと異なります。

1964年にデノン(当時はデンオン)の民生1号機として登場し、2014年の今日まで50年間、全く性能・仕様を変えずに、今なお生産されているMC型カートリッジDL-103も、この部屋で作られています。




部屋の手前にカートリッジの製造についての説明のパネルや実物がありました。

このアッセンブリールームでは現在、DL-103とDL-110、そしてDL-301IIが製造されています。




下の写真がカートリッジの製造で使用される銅線です。

写真ではうまく表現できないのがもどかしいですが、髪の毛よりも細く、もの凄く細い径の銅線を針に巻いていきます。

手先の器用さと根気強さ、そして高い集中力が要求される作業であり、デノンでは歴代、女性の作業員が担当してきました。




カートリッジの製造に使う装置はこのようなシンプルなもの。

左側に銅線が巻かれています。




カートリッジがシンプルな機械と熟練した工員さんの手で作り上げられています。

静かで集中した作業です。




先ほどまでのラインやセルが「工場」だとしたら、カートリッジの製造はまさに「工房」または「アトリエ」という感じがします。




カメラにも写らないぐらい細い銅線を綺麗に、そして均一に巻き上げ、最後は半田付けを行います。

この信じられないほど細かな作業を、鍛え抜かれた職人の「技」が正確かつ、確実に、そして無駄のない美しい動きでこなしていきます。

細かく正確に動く手を見ているうちに、カートリッジが次々とできあがっていきました。


こうした技術を会社が宝物として大切にし、次代へとしっかり引き継いできたことが、50年間にわたり、放送業界で、そしてオーディオファンに愛され続ける「音」を守ってこれた秘密でしょう。

目の当りにして、それを痛感しました。




デノンの代名詞とも言うべきレコード用カートリッジの行程を見終わったところで、工場見学もいよいよ終了です。

帰りがけに『お客様に信頼され喜んで頂ける製品をつくろう!』という白河工場品質方針を見かけました。


シンプルでわかりやすい言葉ですが、それを実現するための多くの工夫があり、数え切れないほどのカイゼンがあり、さらにそこに「白河工場でのものづくり」に関わる全てのかたの「Made in 白河」への誇りが込められていることが、よくわかりました。


見学させていただき、ありがとうございました。




(Denon Official Blog 編集部I)

Picture Placeholder: Seiko Fukushima
Seiko Fukushima posted to デノン白河工場見学記 Part.2 2015/02/12 1:46
 

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