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Denon Official Blog > Posts > PMA-50開発者インタビュー Part.2
Category Name: 製品の魅力 Posted Date: 2015-01-14



DSD 5.6MHzに対応したUSB-DAC搭載のコンパクトな新世代プリメインアンプPMA-50。

PCオーディオにジャストサイズのコンパクトなデザインでありながらHi-Fiオーディオグレードの音質を実現したPMA-50について、設計者であるCSBUデザインセンターの山内慎一にインタビューしました。今回はそのPart.2です。

 

USB-DAC / プリメインアンプ

PMA-50 

希望小売価格:68,000円(税抜価格)

発売時期:2015年1月中旬

製品の詳細はこちら​をご覧ください。

(Part1からの続き)​

 

D&M  CSBUデザインセンター 技師 山内慎一


■Part1では主にデジタルアンプの部分についてうかがいましたが、その他の機能についてもお聞かせください。


山内:デジタルアンプ以外の部分に関しては基本的にDA-300USBの回路を踏襲しています。

機能としては、まずハイレゾ音源の再生ですが、DSDで5.6MHz、PCMで192kHz/24bitまでのハイレゾ音源に対応しました。

現時点で入手できるハイレゾ音源は、ほとんどすべて再生できると思います。


またデノン独自の「Advanced AL32プロセッサー」もDA-300USBと同様に搭載しています。

これはデジタル音源をオリジナルのアナログ音源に近づけるための補間技術ですが、ハイレゾ音源に対しても機能しますので、ハイレゾ音源をさらにリアルに楽しんでいただけます。


■パソコンでハイレゾ音源をダウンロードして、すぐにスピーカーで再生できるのは便利だと思います。


山内:デノンから出ているハイレゾ対応のDACとしては、デスクトップのDA-300USB、ポータブルのDA-10がありますが、いずれもヘッドホンでの再生を主な用途としています。

ですから今までならスピーカーで聴きたい時には別途アンプを接続する必要がありました。

しかしPMA-50は単体で気軽にハイレゾ音源をスピーカーで鳴らせます。


これは大きなメリットだと思います。

コンパクトな筐体ですが、デスクトップ用の小さなスピーカーだけでなく、かなり大きなスピーカーも鳴らせますので、Hi-Fi用でも十分お使いいただける力を持っています。



DA-300USB(左)とPMA-50(右)。縦置き時は一回り大きい程度の印象。


■その他には、どんな機能がありますか。


山内:ノイズを遮断するデジタルアイソレーターも搭載しています。

ただしPMA-50は入力から最終段のPMW変換に至るまでアナログ回路部分はありませんので、基本的にノイズによる影響は少ないです。

ですから入り口となるPCからのノイズの流入を防ぐために、USB端子に対して効力を発揮するように設計されています。


■本体にNFCのマークがついていますね。


山内:PMA-50はBluetooth機能を搭載しており、Bluetooth対応のスマホやタブレットなどのデバイスからワイヤレスで音楽を再生できます。

音質面でもaptXに対応しておりCDグレードの高音質を実現しています。

Bluetoothデバイスにつきもののペアリングですが、NFCに対応していますので、 NFC対応のBluetooth機器であれば、マーク部分をタッチするだけでカンタンにペアリングできます。

マークは縦置き時の天板の手前、タッチしやすい場所についています。




■音質についてですが、最終的にはどんな音に仕上がったのでしょうか。


山内:Hi-Fiグレードのプリメインアンプです。

DDFAは他のクラスDのアンプと比較して非常にS/Nが良いですし、また瞬発力、音の立ち上がりもスイッチングアンプならではの長所です。

そのあたりはDDFAというデバイスの能力が活かされているといえるでしょう。

一方で、DDFAの後段である出力段においてはデノンが今まで培ってきたHi-Fiオーディオの技術とノウハウが投入されています。


ここでは徹底して音質検討を繰り返すことで、デノンのHi-Fiオーディオならではのコシの強い、エネルギー感のあるサウンドを実現しています。

これらの相乗効果により、サイズからはイメージできないような高音質が実現できたと思っています。

特に空間表現が非常にいいと思いますね。


■「空間表現がいい」とは、つまり、定位がいい、明瞭度が高いという意味でしょうか。


山内:そうですね。具体的には音場が広く、明瞭で、たとえばボーカルの立ち位置がわかる、ボーカルの口の動きの感じまでがよく伝わってくる、というイメージです。


■それはかなりハイグレードな再生能力ですね。


山内:この再生能力は、ハイグレードなHi-Fiオーディオのアナログアンプに通じるモノがあると思います。

出力も50W+50W(4Ω)と十分な実力がありますので、先ほども言いましたが、ぜひHi-Fiオーディオで鳴らしてほしいですね。

大型で据え置きのプリメインアンプの置き換えとしても遜色ありません。


■PMA-50は実際に大きなスピーカーも駆動できるのでしょうか。


山内:ブックシェルフ型だけでなくトールボーイタイプのスピーカーも鳴らしきります。

実際、このサイズでよくここまで鳴るなぁというのが、実感です。

これは裏話になりますが、開発中、延々と音作りをしていると、途中、あるところで、急に目の前がパっと開けるような感じになることがあります。

それはいわゆる「化ける瞬間」といっていいかもしれません。


つまり音作りが完成した瞬間なんですが、これって計算できなくて、けっこう唐突に来たりします。

そうなったらいったん耳をリセットして、それから客観的に様々なソースを聴いてみるんです。

そのときはもう開発の耳ではありませんから、はじめて純粋に「楽しむ感覚」で音が聴けるのですが、PMA-50の時には「ああ、よく鳴るなぁ」と感じました。

エネルギッシュだが決して聴き疲れしない音だと評した人もいましたが、まさに的確な表現だと思います。


■最後に、音質のチェックでよく使った音源をおしえていただけますか。


山内:現代音楽のバイオリニストのヒラリー・ハーンのアルバムをよく使いました。

『27の小品 ヒラリー・ハーン・アンコール』という2枚組のCDですが、DISC2の9、7、2あたりを特にチェック用に聴きました。

これらはいわゆる現代曲ですが比較的聞きやすく、スリリングで面白い曲です。


楽器はもちろんいつものハーンのストラディバリで、その音色や空間への広がりも存分に味わえます。

それとプリファブ・スプラウトの「ヨルダン・ザ・カムバック」もよく聴きましたね。トーマス・ドルビーのプロデュースとも相まって、かなり冴えています。

効果音の使い方など、ハイエンドなシステムで聴いても大変面白いサウンドです。

PMA50の持つスケール感や定位感の良さ、また音源の動きなどが良くわかりました。




■ありがとうございました。




アーティスト名:ヒラリー・ハーン

アルバム・タイトル:27の小品 ヒラリー・ハーン・アンコール

ユニバーサルミュージック





アーティスト名:プリファブ・スプラウト

アルバム・タイトル:「ヨルダン・ザ・カムバック」

ソニーミュージック

(Denon Official Blog 編集部 I)

Picture Placeholder: Seiko Fukushima
Seiko Fukushima posted to PMA-50開発者インタビュー Part.2 2015/01/14 2:25
 

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