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Denon Official Blog > Posts > ソチ五輪の氷上で響きわたるゲイリー・ムーアの「泣き」のギター!
Category Name: ミュージック Posted Date: 2014-02-17

日本勢の活躍で盛り上がっているソチ五輪。音楽ファンとしても見逃せないのが、音楽を使う競技です。

特に冬期五輪の花と称されるフィギュアスケートは、どの選手がどんな曲で滑るのかが、気になるところです。


フィギュアスケートの音楽でよく使われるのが、ラフマニノフ、レスピーギなどのクラシック曲、

そして荒川静香さんが使ったことで有名になったプッチーニの「《トゥーランドット》〜誰も寝てはならぬ」などのオペラ曲ですよね。


でもソチの男子シングルスで金メダルを獲得し、いまや新たなスケートのヒーロとなった羽生結弦選手が

ショートプログラムで使用しているのがんと3年前に亡くなったロックギターヒーロー、ゲイリー・ムーアの「パリの散歩道」です!


ソチの氷上で、あのゲイリー・ムーアの泣きのギターが炸裂したのはロックファンとしては、嬉しい驚きでした。

ご存じない方もいらっしゃると思いますので、ゲイリー・ムーアについて少しご紹介しましょう。


彼はTHIN LIZZYというアイルランドのハードロックバンドのギタリストとして頭角を現しました。

骨太で粘りのある、直情径行型のギターですが、他のハードロックギタリストとひと味違うのは

ジャズロック的なアプローチのバンドを組んだり、その一方では晩年はブルースに回帰したりと、

一つのジャンルに固執することなく、さまざまなフィールドで活躍したところでしょう。

それは彼がテクニカルな面で卓越していたからです。


彼のギターの最大の特徴は、驚異的な早弾きとその対極にあるバラードでの感情豊かな「泣き」を両方使いこなせること。

特にギターを「泣かせる」ことに関して、右に出るものはカルロス・サンタナぐらいでしょうか。

サンタナの泣きが、ラテンフレーバーでやや明るさがあるとすれば、ゲイリーの泣きは、いわば極寒アイルランドの男泣き。

ドラマチックな「パリの散歩道」は、まさにゲイリーの泣きが炸裂しています。この曲は羽生さん本人が選んだのでしょうか?

興味のあるところです。


ちなみにゲイリー・ムーアの伸びやかで厚みのある音は

レス・ポールというタイプのエレキギターのサウンドの一番いい部分を引き出したもの、といってもいいでしょう。

ゲイリー・ムーアが使用しているレス・ポールはブリティッシュ・ブルースシーンでの先輩にあたる

ピーター・グリーンから譲り受けたものだそうです。


ピーター・グリーンは、エリック・クラプトンが脱退したジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズに参加して、絶賛を博し、

その後にピーター・グリーンズ・フリートウッド・マックを結成して大成功します。

(代表曲は「ブラック・マジック・ウーマン」、後にサンタナがカバーしてヒット)

1970年にグリーンは大ファンだったゲイリー・ムーアにギターをタダ同然で譲った後、

1990年代に復活するまで忽然と音楽シーンから姿を消してしまうのでした。


ゲイリー・ムーアはその間、そのレス・ポールを弾き続けギターヒーローとなったわけです。

実は「パリの散歩道も」、そのギターで演奏されているとか。

2人のギタリストに愛されたギターの極上のサウンドをぜひ味わっていただきたいと思います。


DblogGムーア「バックオンザストリーツ」ジャケ2014.jpg

アーティスト名:ゲイリー・ムーア

アルバムタイトル:バック・オン・ザ・ストリーツ

ユニバーサルミュージック


ゲイリー・ムーア「パリの散歩道」も収録された

配信限定コンピレーション『フィギュア・スケート2014』も在販売されています。


Dblogフィギュア・スケート20142014.jpg

Picture Placeholder: Kumiko Tachi
Kumiko Tachi posted to ソチ五輪の氷上で響きわたるゲイリー・ムーアの「泣き」のギター! 2014/02/17 23:41
 

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